小売大手 URBN、Stripe と提携しオンラインと対面の決済を強化

  • Stripe は、Urban Outfitters、Anthropologie Group、Free People、FP Movement を擁する URBN ブランドの主要な決済インフラとなります。
  • URBN は対面ショッピング向けの Stripe Terminal やオンライン向けの最適化された Checkout を含むさまざまな Stripe プロダクトを導入します。

サンフランシスコ — 企業向けの金融インフラプラットフォームである Stripe は本日、アメリカの小売大手の URBN との提携を発表しました。この提携は、同社の Urban OutfittersAnthropologie GroupFree PeopleFP Movement のオンラインおよび対面での決済の強化を目的としています。Stripe を主要な決済インフラに据えることで、URBN は顧客により一貫した決済体験を提供するとともに、オーソリ率の向上と将来に向けたイノベーションの実現を目指します。

URBN の最高技術責任者である Dave Hayne 氏は次のように述べています。「決済は、当社のブランドと数百万人もの URBN 顧客を結びつける重要な役割を果たしています。お客様は試着したりカゴの中に商品を追加したりするのと同じくらい、決済も簡単であってほしいと思っています。Stripe は決済の複雑さをブランド全体から取り除いてくれるので、私たちは最高のユニファイドコマース体験の構築に注力できます」

年間数十億ドルもの売上を誇る URBN は、北アメリカにおける決済額の大部分を Stripe に集約していきます。これにより、オーソリ率の改善、信頼性の向上、高精度のデータ分析が実現するとともに、将来に向けた決済イノベーションの可能性が広がると期待しています。

Stripe によるパフォーマンスの向上

URBN はさまざまに Stripe を利用する予定です。

  • 対面決済 北アメリカでの主要な対面決済オプションとして Stripe Terminal を採用し、600 店舗以上に BBPOS WisePOS E リーダーを導入します。導入時に、従業員に追加でトレーニングを行う必要はほとんどありません。

  • シンプルなオンライン決済フロー LinkStripe Financial Connections を利用して、オンラインの顧客が銀行口座からシームレスに決済できるようにします。Link を使用している企業で銀行口座情報を保存している顧客は、支払い情報を入力しなおすことなく、すみやかに決済を済ませられます。

  • 決済オプションの拡充 将来的には Stripe の最適化された決済プロダクトを利用して、デバイスの種類、所在地、言語、その他さまざまな要素に基づいて、顧客に最も関連性の高い決済手段を表示する予定です。

  • オーソリ期間の拡張 URBN のフルフィルメントのプロセスでは、カード支払いによる購入は、顧客の注文が発送されたとき、または店舗で引き取られてからのみ処理が行われてました。Stripe の導入により、オーソリ期間を受注時から発送されるまでの間に延長し、万が一遅延が発生したとしても取引の成功率を高めることができます。

  • 決済のパフォーマンスと信頼性 URBN は Stripe の 99.999% 以上の稼働率を誇る信頼性の高い API と需要のピーク時でも高水準を維持するオーソリ率のメリットを享受することができます。

Stripe の最高収益責任者、Eileen O’Mara 氏は次のように述べています。「消費者が出費に対して一段と慎重になっている今、適切な決済システムがないことには、小売業者は数百万ドルもの売上を逃すことになります。買い物客が求めているのは使いやすい決済機能であり、企業が求めているのはオーソリ率の高さです。Stripe との提携で URBN がその両方を実現できることを嬉しく思います」

URBN は資金の移動を強化し、より正確な分析をまとめるために、他にもツールを導入する予定です。Stripe Connect を利用し、独立系アパレルブランドを扱う自社のマーケットプレイスで、サードパーティーの事業者と買い手の間の決済を円滑にします。さらに、財務チームでは Stripe SigmaStripe Data Pipeline を活用して、全ブランドの収益データと財務レポートの収集を自動化します。